3月16日、養父市で開催された男女共同参画講演会に行ってきました。

講演会講師は、日本テレビ「世界一受けたい授業」にも出演されている東京大学教授の瀬地山角先生です。

講演会のテーマは、

「笑って考えよう！家庭のこと　仕事のこと　未来のこと　～男性の家事が社会を救う～」です。

講演会の感想は、今からつらつら書きたいなと思いますが、前提として『笑って考えよう』の部分が非常に嬉しかったです。

 

本当に笑いながら聴き、とても面白かった講演でした。

 

エビングハウスの忘却曲線だったかな、人は翌日には70％くらい忘れてしまうと。

人は、どんな内容かは忘れるけど、その時どのような感情になったかは、時間が経過しても記憶として残っています。

だからセミナーでも勉強でも、楽しさの要素があって、また思い出してもらうことが重要だなと思っています。（辛いことや楽しくないことは思い出したくないからなぁ）

 

と、話はそれましたが、笑いながらも色んなことを学び、感じ、疑問を持ち、考えました。

 

◆少子化やワークライフバランスとしての会社責任の在り方

植林をしない林業者／植林をする林業者　の事例を話されていました。

みなさんだったら、どちらの業者さんから、木を買いたいですか？

 

「植林する方が環境にいいよね！」と思いますが、実際には、植林する暇あるなら木を伐採している業者さんの方が生産性が高く、コストが低くすみます。

同じ木が1万円と7千円で売っていたら、7千円の方を選びますよね。

 

そうして、植林する業者さんは「やってられねー！」となり、植林しない業者さんばかりが残っていきます。

しかし、いずれ植林されないまま伐採され続けた結果、はげ山となり、数十年後に大水害が発生した時にようやく、私たちは後悔することになります。

私たちは、少し割高な木を買うことで、次世代へのコストを払っているのです。

 

これを、企業における雇用に置き換えて考えてみるとどうでしょうか？

同じような能力、30前後の男女が採用の応募にきたとしましょう。小さな子どもをもつ、子育て世代です。

まず、面接時の質問は一緒でしょうか？

 

女性にのみ、小さい子どもを育てながら働くことを想定して、「残業は可能ですか？」「急な欠勤の場合、どなたかお世話ができる人はいますか？」と質問している場合もあるかもしれません。

”女性が子どものお世話を主力でみるもの”とアンコンシャスバイアスの中で、質問にも偏りが出ているかもしれません。

 

そして、どちらを採用するでしょうか。

女性が「残業は少し難しいです」「急な発熱などの場合は、欠勤させていただくかもしれません」となると、それは事業運営を考えた上で、男性を雇われるケースもあるかもしれません。

 

そうして、一時期の事業運営はまわります。

 

では、その代償はいつくるのでしょうか。

女性の働きやすさを先送りにすることで、少子化がすすみます。次代の労働力となる若者が減少します。労働力不足となり、倒産の危機がおとずれるかもしれません。

植林と同じよう、災害を防ぐためには、目の前のコストではなく、先へのコスト（投資）が必要なのです。

 

女性が働きやすい職場づくり、男性のワークラフバランスは、次代への投資として、企業責任だと考えています。

 

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「責任ってどういうことなのだろうか」と、考える時があります。

会社でミスして、責任取って辞めます。とか（政治家でもよくきく話）。それって責任とること？

 

企業においては、CSR（企業の社会的責任）を果たすことも求められています。

 

CSRのＲ＝Responsibility（責任）という単語。

これは、Response(対応する) ＋　Ability(能力) が合体したものだそう。

 

責任とは、まさしく「何か事が発生した時に対応する能力」または「事を発生させないように対応する能力」ではないかなと考えています。

 

女性が働きやすい職場へどのように対応していくのか。

 

次代が希望をもって働ける企業へ。はげ山ではなく緑あふれる社会へ。

会社として対応することは何でしょうか。

 

そして、私の役目は、対応をし続ける会社様を、伴走支援し続けることだと考えています。

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え、他にもいろいろ学んだのですが、長くなったので、また今度かきます。

全体像を考えずに書き始めてしまう、私のあるあるです。