
先日、小3の娘に「●●(娘)ちゃんって、アンミカさんに似てるよなー」と言ったところ、
「私、そんなに白色の種類知らんわ!」と返ってきました。
…え、我が娘、天才じゃないですか。母、驚愕。 ※詳細は、「アンミカ 白色」とかで検索してみてください。
似ていることは肯定も否定もせず、アンミカさんの特性を捉え、瞬時に引き出す能力。母さん、天才の片鱗をみて震えました。
ちなみに、アンミカさんの言動についてはTikTokで学んでいるそう。年齢層問わず知られているアンミカさんもすごい。
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2025年6月18日、社会保険労務士法が改正されました。
今まで、社労士法の「目的」であったものが、「社会保険労務士の使命」となりました。とても素敵な内容です。条文萌え!感謝。
第1条(社会保険労務士の使命)
社会保険労務士は、労働及び社会保険に関する法令の円滑な実施を通じて適切な労務管理の確立および個人の尊厳が保持された適正な労働環境の形成に寄与することにより、事業の健全な発達と労働者等の福祉の向上ならびに社会保障の向上及び増進に資し、もって豊かな国民生活および活力ある経済社会の実現に資することを使命とする。
今回の改正により、先人たちが築いてこられた基盤に感謝しつつ、今後、新たな価値をのせて活動に邁進したいと背筋が伸びる思いです。(まぁ、社労士試験は、条文暗記しないといけないので、合格する前だったら「今かよー!合格した後にしてくれよー!」と叫んでいたと思います。先人に感謝とか言ってられないかもしれません。つくづく自分は現金な人間だと思います。)
ちょうど今、まつりか社労士事務所の理念やビジョンを勉強している最中です。
社労士を生業とする以上、まつりか自身の理念やビジョンも、この”社労士の使命”に基づき一貫性あるものとしたいです。
使命を読み解いていくと、
- 適切な労務管理の確立:基本のキ。法律の遵守の徹底。法改正をお客様にもキャッチアップしてもらうには?
- 個人の尊厳が保持された適正な労働環境の形成:個人の尊厳の保持かぁ。多様な社会、多様な人材。調和をするための社労士の役割とは?
- 事業の健全な発達:事業の健全な発達にはまずは売上!売上をあげるために社労士ができること。
- 労働者等の福祉の向上ならびに社会保障の向上及び増進:労働者”等”…労働者だけでなくその家族や関係者も含めてのこと?向上(質を高める)だけでなく増進(量を増やす)するには?
- 国民生活および活力ある経済社会の実現:おぉ、すごい責務。がんばろう。
と、一つ一つを全うしたい役割が明確になってきたり、その背景に思いを馳せたり。社労士の役割の中でも、まつりかとして突き詰めたい分野も確立していきたいと思います。
話はそれますが、条文を読み解いたり、言葉の意味を考えたりするの、面白いですよね。
ただ、息子に「今日友達と何して遊んだん?」って聞いて、
「教科書に載ってる、走れメロスのここの文章の意味、友達と解釈考えてた!」とか言われたら、一瞬ためらいますけど。
「…うん、斬新な遊びだね!」って答えちゃいそう。
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理念やビジョンを考えるようになり、お客様との関わりについて、一つ思ったことがあります。
”お客様のために” ということへの違和感。前々から、悶々としていたんですよね。
「このお客様のために、何ができるだろう」と、常日頃考えていました。
もちろん、それは大切なことなのだけれど、 ”お客様のために” と考えているとき、私は ”私からみたお客様のために” と考えていることが多いです。
社労士だけではなく、恐らく専門家である場合は、課題と答えが分かっていることも多いでしょう。
今のままの勤怠管理を続けると、トラブルになるリスクが高いから勤怠システムに変更した方がいい
幅広い世代層がいる従業員さんたちなので、ハラスメント対策に研修を開催した方がトラブルを予防できる
回答が分かっている分、 ”お客様のために” と良かれと思ってすることも、一方的な押し付けになっているのではないかと思う時があります。
”お客様のために” は大切だけれども、その前に大切なことが抜けているのだと。
”お客様の立場になって” という視点を、すっ飛ばしているときがあります。
今の勤怠管理に課題があるとして。勤怠システムを変更するのは、繁忙期は避けたいだろうし、やり方を変更することは負荷もかかる。そういったことを考慮した上で、勤怠管理を改善して適正な状態へ導く行動をとるためには。
きっと、色んな背景や想いで、今があるでしょう。人だけではなく、会社の体制や風土もきっとそう。
今回の社労士法の改正に際し、使命に沿って、
”お客様の立場になって”考え、 ”お客様のために”行動できる。
そんな社労士になりたいなと思います。