
息子が自然学校に行っています。元気に成長して帰ってきてくれたら嬉しいです。
"親にとっては、どんなプレゼントより、こどもが元気に成長してくれるのが嬉しい”と聞いたことがあります。親になって、身をもって体感し、本当にそうだと思いました。
先日、私が書いた記事が、ある会報に載りました。少しは成長したと嬉しく思ってくれるかなと思い、母に記事を送信しました。
…返信がありません。
一方、母の日にプレゼントをし忘れた私には、すかさず連絡がありました。
何事にも例外があると知った2025年。がんばろう。そんな母が大好きです。
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最近では、企業様でハラスメント研修をさせていただく機会が増えています。時代の流れもありますし、ハラスメントを不安視する管理職層に対して、会社の想いを伝えてほしいとの要望も増えています。
先日の研修アンケートでは、全員が「大変よかった」「よかった」と回答いただきました。私が、、、というより、ワークも多く、積極的に受講者の皆さんが参加いただけたからだなぁ。と思う一方で、私はこうも感じました。
やばい。誰にもささらなかった内容だったのではないか
記録ではなく記憶に残る内容ではなかったのではないか
って。
なぜなら、
セミナーは、「大変良かった」「大変悪かった」と極端な結果の方が、誰かに刺さっている。万人受けするような内容ではなく、届けたいものがきちんと届いているか。
というような内容を、最近、聞いたからです。
それを思い出し、一瞬不安になりました。が、どうでしょうか。
もし、「大変良かった」と「大変悪かった」だけだったとしても、私は不安になったり、落ち込んだでしょう。
つまるところ、人は、自らが思いたいように思いこむものなんだと思います。
〇〇バイアス(先入観、偏り)という言葉を耳にすることも増えました。
きっと、今回のアンケートの例でいうと、私は最初から"落ち込む"ということは決めていたのでしょう。不安からなのか、原因はまだ解明できていませんが、そのための情報を拾っていたのだと思います。
人間関係でも、ミスでも、この"思い込み"が大きな要素となるケースが多いです。
その対策を打つことはとても重要だと思います。
けれど、お伝えしたように「人は、自らが思いたいように思いこむもの」なのだとすると、いくら「思い込みするな!」としても、それは無理難題だと思います。
それよりは、思い込みの流儀を教えた方が、建設的なのではないでしょうか。
え、思い込みの流儀ってなんですか? だって?
それは私も分かっていないので、ぜひ考えてみてください。言い出しっぺですが、後はお任せします。
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5月も終わりですね。どのような月間だったでしょうか。
GWもあり、特に新卒の方々にとっては、新しい社会に飛び出し、しんどい時期だったかもしれません。
先日、娘が「お母さん、井の中の蛙、大海を知らず?って知ってる?」と聞いてきました。
授業で習ったのだとか。
「知ってるよ、自分のせまい世界だけでなく、知らない世界も知ろうね、みたいなことかな」
って回答すると、
「続きは知ってる?」と聞かれました。
井の中の蛙大海を知らず、されど空の青さを知る
私は、続きがあるのを知りませんでした。後に、派生した言葉みたいです。
井の中の蛙は、大海を知らないかもしれないが、その狭い世界に集中することで、空の青さを知ることができる。つまり、特定の分野を深く追及することで、深い知見や知識を得られる可能性をうたっています。
正直、聞いたときは「どっちやねーん!」と突っ込みを入れそうになりました。
けれど、その時点時点で、目的に沿った方に捉えることもまた、思い込みの流儀の一つなのかもしれないなと思います。
社会の荒波にもまれ、井の中の蛙だとばかりに、他の世界に目を向けなければ…と焦る方もいるかもしれません。
けれど、今目の前の仕事にのみ集中することもまた、良きこともあると、自信をもって邁進してほしいなと思います。