
2024年1月に開業するにあたり、事務所名を考えました。
当初から決めていたことは、
・ひらがな
・自分の名前ではないこと
くらいでしょうか。事務所名の由来、込めた想いをつづっています。
なんとなく、「草木や花の名前がいいなぁ」と思いながら事務所名について考えていました。
そんな時。
「はっ!そういや、市によって、それぞれ市花・市木ってありますね。それがいい。そうしよう。」と思い浮かびました。
私が住んでいる市・事務所がある市は、兵庫県北部、但馬地域に位置する『養父市(”やぶし”と読みます)』です。
早速ネットで検索。
市花:水芭蕉
「・・・なるほど。綺麗な花ですよね。そうですよね。ただですね、”みずばしょう社会保険労務士事務所”。はい、長めです。”ミズバショウシャカイホケンロウムシジムショ”。いろんな書面に、所名とフリガナ書いたら、私の筋力では、恐らく手がつりますね」
という内なる声により、断念。
次、市木。
市木:ブナ
「・・・なるほど。人の命を育む木で、豊かさ溢れますよね。しかも、いたってシンプル2文字です。私の手がつる心配もありませんね。ただですね、”ぶな社労士事務所” ・・・生命力豊かさとあわせて、可憐さも欲しいです。幾分私にないもので。」
というワガママにより、断念。
地域への後ろ髪引かれつつ、また考える日々。(養父市は大好きです。いい市です。ぜひ一度遊びにきてください)
話が急に変わりますが、私は、読書と漫画も好きでして。
ある日、『茉莉花官吏伝』という漫画を読んでいました。
石田リンネさんの作品で、今なお続いています。(現在8巻まで)
主人公の名前が茉莉花。ずばぬけて記憶力がいいのですが、自信がない茉莉花。周囲の期待やハードルに試行錯誤しながら、女官から、官吏を目指していく歴史ファンタジーです。
企業における「人」の支援をする社労士として、特に女性が働きやすい職場づくりをお手伝いしたいと思っています。
この本を読みながら、茉莉花の自信のなさや、周囲の期待に応えたくて勇気を出す姿、強い信念や崇高な思いがないことへの葛藤など、彼女の心の憂いや変化に「あるよね、あるあるー!」と共感しながら読んでいます。
”〇〇らしさとは何なのだろうか”
”平等と公平、それぞれの違いと良さ”
多くのヒントを得ながら、彼女の勇気と成長のように、私も進んでいきたいと思い、”まつりか社会保険労務士事務所”にしました。(茉莉花は、ジャスミンの花です)
一応あとで花言葉を調べると。
『愛嬌』『幸福』でした。両方とても大切にしています。
事務所名の由来を尋ねられる時は、花言葉で説明しています。(決してウソではないです…)
ここ読んでいただいたらばれますが、そうです、きっかけは漫画です。
愛嬌のある事務所を育み、皆様に幸福を届けられるよう、試行錯誤しながら成長を目指していきたいと思います。
どうぞ、よろしくお願いいたします。